2012年04月30日

あさぎいろ、なのはないろ − 浅葱色、菜の花色

tyou2.JPG


青みがかった葱の色、まばゆい菜の花色


桜のたよりを聞いたかと思えば
ぐっとあたたかくなって
新芽がひゅんひゅん伸びてきた
このところの仙台です。

そんな陽気が続くと
涼やかな、さらりとした色や素材のものに
つい目がとまります。

いい色だなあと思うと浅葱色
ということが、よくあります。
多くは装うものが多いけれど
たまに和菓子にも見つけることがあって
そのひとつが、この「蝶」のお菓子。

ぽつん、ぽつん、とあしらわれた
いちばん上が、浅葱色。
その下が、菜の花色。
野原を、水辺を、舞い飛ぶ紋白蝶を思わせます。

透明感のあるお菓子は、琥珀糖と呼ばれ
シャリッとした砂糖の薄衣の中から
きらりとした寒天があらわれ、さながら宝石のよう。

萌え立つ春、きらきらとした陽射しを感じながら
いただきたくなるお菓子です。




【浅葱色、菜の花色】
春らしい菜の花色は、鮮やかな緑みの黄。初夏を感じ
させる浅葱色は、鮮やかな緑みの青。このお菓子では、
蝶の羽にあしらわれた色になります。浅葱色は藍で染
めた淡い青色で、『源氏物語』や『枕草子』にも登場し
ます。さわやかな色みなのに、江戸時代には不粋な色
とされていました。色に歴史あり、と言いたくなる色です。








posted by mikk at 23:13| Comment(0) | 卯月 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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