2011年08月18日

びゃくろく − 白緑

ryokuinn.JPG


白みがかった淡い緑


ずいぶん薄れてきてはいても
その土地、土地に、受け継がれてきた
色彩文化があります。

それは衣食住にわたり
ごく自然に暮らしの中にあって
見過ごしてしまいそうなほど。

このお菓子「緑陰」は
見る人によっては
抹茶風味を想像されるかもしれません。

ですが、この時季、東北でこの色といえば
枝豆をすりつぶした、づんだです。
仙台の和菓子屋さんには
それぞれ風味を生かした、づんだ羹(かん)が並びます。

はじめて、づんだを見たのは
高校まで過ごした、島根でのこと。
たまたま見かけた同級生のお弁当に
入っていたのが、づんだあんのおはぎ。

なんだろう……。
小豆あんのおはぎしか見たことがなかった当時
とても不思議な感覚だったのを覚えています。

それが、仙台に暮らすようになり
づんだの控えめな甘さと
こまかい粒々の食感がくせになり
いまでは、小倉よりもまず、づんだ。

食の色彩文化のもとにあるのは
その土地らしい、おいしさなのでしょう。




【白緑】
文字通り、白にちかいごく薄い緑色。顔料で
ある緑青(ろくしょう)を、最も細かい粒子にす
ると白みがかった白緑になります。飛鳥時代
に中国から伝わった絵の具で、仏画や仏像、
古い建築物や彫刻の彩色に用いられました。
現在でも、日本画などで見ることができます。








posted by mikk at 20:09| Comment(2) | 葉月 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ご無沙汰しています
7月から8月にかけて体調がすぐれず
ぐだぐだ過ごしてしまいました
京都はやっと酷暑が当たり前の夏になったところです
朝夕は過ごしやすく、お盆がすぎたんだなあと実感します

この色、ぱっと見た時、「抹茶色?」って思いました
京都は宇治茶が有名ですからやっぱり。。。
でも、抹茶色よりすこし白っぽく柔らかい色目?
づんだだったんですね

同じ色をみても、土地によって思い浮かべるものがちがう。。。
ほんと、そうですね

Posted by さくらねこ at 2011年08月23日 20:42
*さくらねこさん*

こちらこそ、ごぶさたしています。
京都は暑そうですね。
仙台は暑いかと思えば、急に肌寒くなって
その変化に、体が追いついていかないときもあります。
お互いに、ちょっと疲れのでる時季かもしれませんね。

最近は、木立ではセミがないていても
夜になると虫の音が響くようになりました。
そろそろ秋の気配です。

さくらねこさんも
ゆっくりのんびり過ごされるといいかも。
Posted by mikk at 2011年08月24日 20:22
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