2010年06月20日

わさびいろ − 山葵色




清流から生まれるくすんだ黄緑


島根の実家では
お刺身となると父が家の裏手から
わさびを採ってきて
すりおろして薬味にするのが
いつものことでした。

子どものころは
自生しているのだとばかり思っていましたが
父が育てていたのだと知ったのは
ほんの数年前。
食いしんぼうは、父の代からのようです。

そんなわさびの香りを思い出したお菓子が
「あじさい金団」です。

咲きはじめのあじさいを思わせる色あい。
きらめいているのは雨露でしょうか。

あじさい、あじさい、と思って眺めても
この色からは、やっぱり
わさびと澄んだ川を思い出します。




【山葵色】
すりおろしたわさびのような、少しくすんだやわらかい
黄緑色。青磁色にも近いと思っていたら、高麗青磁に
似た色でした。わさびは、奈良時代から文献にも登場
している日本原産のもの。水の中で育てる水わさび
と、畑で育てる畑わさびがあります。4月の季語から
考えると、時季的に少し遅れての紹介になりました。

posted by mikk at 21:15| Comment(4) | 水無月 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
確かにわさび。
私も「父とわさび」が結びついて思い出されます。
亡父は子供の頃宮崎の山間部で、清流を引いたわさび田で働いていたそうで
わさびを見る度その話をしていたことを思い出します。
本当にこれは紫陽花より清流とわさびですね。
 :::::::::
島根が御実家でしたか、4月の桜が満開の時期に
島根町大芦に展示会で出かけたばかりです。
山間の素敵なところで車で5分も走ると日本海が見えました。
Posted by morinof at 2010年06月22日 23:30
*morinofさん*
わさびだけでなく
お父さまにも通じていましたか。
思い出を共有できるというのは
うれしいことですね。
やっぱり、清流とわさびですね、この色。

いまは仙台で暮らしていますが
島根に実家があります。
morinofさんが展示会をされた大芦は、松江の近くなんですね。
こちらは石見地方、津和野に近いところです。

日本海といえば
出雲地方と石見地方を結ぶ山陰本線の
車窓からの眺めが、とても好きです。

morinofさんは展示会にはお車かもしれませんが
機会があれば、ゆっくり列車の旅もどうぞ。
Posted by mikk at 2010年06月23日 00:50
mikkさん こんにちは♪
ご無沙汰致しておりましたがお元気そうですね♪

山葵色とはなんとなく親しみを感じます。
食に関係のある色合いの名前からでしょうか♪
雨に濡れた紫陽花にも見えますがやっぱりわさび!ですね〜。
山の清流や湧き水に自生しているとも聞きますが
お父上が育てていらしたなんて
素敵な思い出をお持ちなんですね〜。
清らかな水音が聞こえてくるような和菓子でした☆
Posted by ☆奈々☆ at 2010年06月24日 12:16
*奈々さん*
こんにちは♪
今日も暑くなりましたね。
おかげさまで、元気に過ごしています。
暑くなってくると
しっかり食べて力をつけなければと
いつも以上に食べてしまいます。
奈々さんの手をかけたお料理を見ると
こういうメニューもいいな、と気づくことがたくさん。
そして、またまた美味しくいただくことに……。
夏なのでいろいろシェイプしたいところだけれど
食べることは、生きること
と自分を納得させています。
この時季は、わさびをきかせたお蕎麦も、よさそうですね。
西日本にいるときは、そうめんやうどんでしたが
東北に来てから
お蕎麦をよくいただくようになりました。
なかなかいいものですね、お蕎麦も。
Posted by mikk at 2010年06月25日 12:34
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