2010年04月30日

しょうぶのかさね − 菖蒲のかさね




香気を放つ緑と紅


花冷えというより
冬の名残さえ感じさせてきた春。
それでも日々は確実に進み、卯月も末日。
お菓子も、端午の節句にちなんだものが
並んでいます。

かぶと、ちまき、吹流しなど
さまざま詰まった干菓子のなかに
見つけたのが「菖蒲」です。
葉の緑と、まわりに散らした濃紅梅の
ふた色の組み合わせが、かさねの色目。

このお菓子は、わかりやすく
あやめ科の花菖蒲を表していますが
さといも科の菖蒲の花は、もっともっと控えめ。
花というより、黄みがかった穂です。

かさねの色目も
黄ではなく、どうして紅をかさねるのか
ちょっと頭をかしげるところ。

花姿の違い、色の異なり、あやめとの見極め……
こんがらがってきそうですが
難しいことは抜きにして
菖蒲のお菓子をいただくことにしましょう。




【菖蒲のかさね】
青(緑)と濃紅梅が「菖蒲」の組み合わせ。お菓子の
葉と粒状の濃紅梅色が、この色目にあたります。似
たかさねの色目に菖蒲重(しょうぶかさね)もあり、こ
ちらは菜種色(黄)と萌黄色をかさねたもの。菖蒲に
ちなんだ色目も、破菖蒲、若菖蒲、根菖蒲など、いろ
いろ。ひと色で菖蒲色を表す、青みの紫もあります。

posted by mikk at 20:36| Comment(4) | 卯月 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
何度も寒さが戻った4月でしたけど、
5月に入ったとたん気温があがり
初夏の陽ざしです

干菓子の菖蒲、愛らしいですね

「あやめ」と「しょうぶ」
どっちも変換すると「菖蒲」になってしまいます
違いは花弁がつながっているかいないかだと
教えてもらったことがあります

華やかな菖蒲もステキですが、
すっきりとした姿のカキツバタも好きな花です
Posted by さくらねこ at 2010年05月04日 16:44
*さくらねこさん*
肌寒い4月でしたね。
こちら仙台は、初夏の陽ざしもあれば
ちょっと寒さが舞い戻ってくる日もあって
のんびり夏を待つ感じです。

「あやめ」と「しょうぶ」
たしかに、変換するとどちらも「菖蒲」になりますね。
違いは、花びらのつながりにも見られるのですね。
こちらは、色で覚えようとしていました。
黄色が入っているのが、花菖蒲。
網目のようなのが、菖蒲。
すっきり白が、かきつばた。
でも、うろ覚えでこんがらがってしまうこともしばしばですが。
すっきり清澄なかきつばたは、いいですね。
Posted by mikk at 2010年05月06日 15:07
ベランダで男気見せる鯉幟

祝日の意味をメデイアに教えられ
Posted by 日向子 at 2010年05月07日 16:25
*日向子さん*
祝日も節句も
ひとの営みが、自然の営みが
めぐりめぐってでき上がってきたもの。

「祝日の意味をメデイアに教えられ」
あらためて認識することになるのでしょう。

鯉のぼりも、この時季ですね。
そういえば
引っ越し先の隣の幼稚園に
鯉のぼりを贈った人がいました。

たまたま隣になった幼稚園。
男子のいない女系家族のお母さん。
けれど、窓から風に吹かれる鯉のぼりを見ているだけで
なんともいい気分になるのだそうです。

ゆったり勇壮な鯉のぼりもいいですし
ベランダにはためく鯉のぼりも愛らしくて
飾りたくなりますね。
Posted by mikk at 2010年05月10日 01:25
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