2009年12月25日

はいみどり − 灰緑




渋くくすんだ灰みの緑


サンタにツリー、トナカイ、ポインセチア……。
和菓子にもクリスマスにちなんだものが
多くあります。
いつもより鮮やかな色あいが多い中で
なんとなく惹かれたのが、この「ひいらぎ」。
ちょっと渋みのある色です。

ひいらぎといえば浮かぶのが
クリスマスケーキの飾り。
子どものころ食べたことのある
バタークリームのケーキにも
それはありました。

先日、知り合いの方のホームパーティに
バタークリームのケーキを
持ってこられた方がいらっしゃいました。
色みはたしかにバタークリームなのだけれど
スポンジはふんわり、バタークリームもまろやか。
とてもおいしくいただきました。

このクリスマスにもケーキをと思いましたが
洋食の後には、あっさり和菓子にすることにしました。
プレゼントでいただいた
少し大きめの拭き漆の菓子きりで
いただくことにします。




【灰緑色】
灰色がかった渋い緑。この葉を縁取っている、深い色
の部分にあたります。侘び寂びの世界に通じる、上品
な色あい。鎌倉時代からある濃い渋めの木賊(とくさ)
色をかなり薄めにした色が、灰緑ともいわれています。
灰緑そのものは、明治に生まれた比較的新しい色です。

posted by mikk at 16:54| Comment(8) | 師走 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
これ、和菓子なんですね
クリスマスのひいらぎを、和のしっとりおちついた緑で仕上げてあり
小さくかざられた赤と金が引き立っていますね
食べるのがもったいないようなお菓子です

今年のクリスマスは平日で
12月の忙しいばたばた状態のなかで
クリスマスケーキは食べたものの
何もしないまま終わってしまいました
今年もあと数日、あっという間にまた1年が終わってしまいます
Posted by さくらねこ at 2009年12月26日 11:10
*さくらねこさん*
これ、練りきりなんです。
なかは、こし餡。
聖夜の静けさをはこんでくれそうな
しばらく眺めていたくなるお菓子です。
といいつつ、餡の種類をすでに知ってしまっていますが。

今年も、あっという間に過ぎていきますね。
何をしていたのかと振り返っても
点でしか浮かんでこない状況ですが
年明けから、和菓子や民藝、お仕事などで
さまざまな方に出会えたことを感謝しています。

さくらねこさん、今年もいち早くコメントをくださって
本当にありがとうございます。
とても心強かったです。

暖冬とはいえ、京都も寒いのではと思います。
どうぞお体をたいせつに。
ちょっと早いですが、よいお年を。
Posted by mikk at 2009年12月26日 12:23
『緑色』が大好きなので、
その様々な色合いを知るのは面白いです♪
「灰」と付くと寂しいイメージですが、
この柊で拝見すると楽しいですね。
粉雪が葉の色を引き立てて綺麗です。

こちらで素敵な和菓子と色を学べて
とても楽しませて頂きありがとうございました。
どうぞよいお年を〜☆
Posted by 豆奴 at 2009年12月27日 19:40
*豆奴さん*
お気に召していただけてよかった。
和の色には
薄墨の混じった色が多くあります。
明治以降は、その名に「灰」がつき
江戸のころは、「鼠」のつく色名が多くありました。
「灰」は寂しくもあり
そして粋な色でもありますね。
こちらも色のことは、まだまだ勉強中。
和菓子をいただくのが楽しくて続けています。
こちらからなかなか遊びに行けず、ごめんなさい。
また豆奴さんのおいしいものを
拝見しにうかがいますね。
どうぞよいお年を♪
Posted by mikk at 2009年12月28日 11:33
 和菓子で柊をみるのは初めてです。
近郊にある陶芸の郷、上野焼の緑青釉のようで綺麗です。
「灰緑」良い響き。「灰」で思い浮かぶのは灰桜くらい。
それからすると確かに「鼠」のつく色って多いですね。
利休鼠、納戸鼠、藍鼠、梅鼠なんて好きな色です。
灰桜と藍鼠の重ねもきれい。
         ::::::::::
 古くは灰色も緑色も「あお」で呼ばれることが
多かったようですね。万年青の葉は緑、目に青葉も緑色
鳥類のアオサギは灰色、アオアシシギの脚も灰色。
         ::::::::::
 和の色さんの和の菓を覗いていると記憶の隅っこから
そんなことが思い起こされます。
 今年もお世話になります、宜しくお願いします。
Posted by morinof at 2010年01月14日 09:38
ひいらぎが 銀の鈴なる 冬の夜

クリスマス ケーキひとつに 夢つまる
Posted by 日向子 at 2010年01月14日 10:49
*morinofさん*
お返事が遅くなってごめんなさい。
ほんとうに上野焼(あがのやき)に似ていますね。
白に緑青釉がとけていく感じ。
morinofさんは
おさんぽをされるからでしょうか
木々や鳥たちの色の
印象が鮮明ですね。
そして、お好みの灰みがかった色も、とても素敵。
そんなちょっと渋みのある色をあしらった
ぽち袋をときおり使って楽しんでいます。
morinofさんの思い出を
一緒に楽しませていただいて、ありがとうございます。
ぜひまた色にまつわる記憶のかけらを教えてください。
今年もよろしくお願いします。
Posted by mikk at 2010年01月17日 12:51
*日向子さん*
お返事が遅くなってごめんなさい。

「ひいらぎが 銀の鈴なる 冬の夜」
この「ひいらぎ」には確かに
銀の鈴があいますね。
しーんと静かな夜に
銀の鈴をしゃんしゃんと鳴らしながら
サンタが来そうな雰囲気。

キャンドルの灯りを眺めながら
そんな静かなクリスマスを楽しみたいところですが
甘いものに気持ちは動いてしまうのでした。
「クリスマス ケーキひとつに 夢つまる」
そう、こんなふうに。
Posted by mikk at 2010年01月17日 13:03
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