2009年01月31日

うめねず − 梅鼠




紅梅がかった灰みの色


朝からずっと雪が降り続いています。
たいてい仙台では、昼過ぎると
積もった雪も消えることが多いのですが
今日は一日、街は白く覆われたまま。

こんなときは、のんびり、こたつでみかん。
家にこもるに限ります。
そんなくつろいだ気分にさせる「冬ごもり」です。

冬ごもりといえば、十二月の季語で
その時期に、この銘のお菓子も出まわります。
年末まで暖かかったので、気候にあわせたのか
この時季に見つけました。
二層になっている下の色が、梅鼠になります。

年があらたまって
しゃきんとしたお菓子が続いたので
なおのこと、気取りのない渋い色みに
目がとまったのかもしれません。

もし祖母がいたら
このような雰囲気だったのではと思わせる
どことなくほっとするお菓子です。




【梅鼠】
紫みの赤をふくんだ灰色。梅鼠にはかなり濃淡の幅
があり、赤みのある灰色を梅鼠と言うこともあるとか。
江戸時代に生まれた色、「四十八茶百鼠」のひとつ
です。梅鼠に似た色名に梅染もありますが、それは
梅の幹で染めた赤茶色で、異なる色みになります。

posted by mikk at 18:39| Comment(16) | 睦月 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
渋い色ですね
淡いピンク色でも、いろんなニュアンスの色があるんですね
ここ3回のお菓子を見ていて思います
そのわずかな違いをそれぞれに似合った名前・・・
日本語の奥深さですね

あらたまった新年の色あいから、冬ごもりの色あいへ
そして次には早春の色あいにかわってゆくのでしょう
あったかいお茶でこんなお菓子をいただきたくなりました
Posted by さくらねこ at 2009年01月31日 21:42
可愛い毛糸の作品のような色合いが
お洒落でほのぼのした和菓子ですね。
これは食べてみたくなりました♪
『梅』という表現が渋いイメージで
色の雰囲気にピッタリ。
こたつで蜜柑・・至福のときですね☆
Posted by 豆奴 at 2009年02月01日 15:14
*さくらねこさん*
わずかに異なる色あいが、こんなにもあるとは
どれほど色彩をとらえる感覚が際立っていたのだろうと思います。
東アジアでも、これほど微妙な色あいを楽しむのは
日本に限られているとか。
知れば知るほど、もっと深く知りたくなります。
それができるのも、冬ごもりの時季。
あったかいほうじ茶で、お菓子をいただきながら
知るを楽しみたいものです。
Posted by mikk at 2009年02月02日 20:14
*豆奴さん*
毛糸のような、フェルトのような
ぬくぬくした感じのお菓子でしょう。
食べたくなる、というのも大事ですね。
求めていたのかもしれません、この雰囲気。
寒いときは、体も、心も、おなかも、あたたかく。
この時期だからできることを
楽しみたいですね。
Posted by mikk at 2009年02月02日 20:20
今日は。

>こんなときは、のんびり、こたつでみかん。
家にこもるに限ります。
そんなくつろいだ気分にさせる「冬ごもり」です。<

絵を見ているような気分になりました。快い添書き。

梅鼠・・。
色を極めた、色の達人が生み出したのでしょうか?
食べてみたくなりました。色を吟味しながら・・。
Posted by ijin7wth2 at 2009年02月03日 15:42
熊になり我も冬眠してみたい

冬の朝愛車大きな雪うさぎ

祖母の背が丸くなってく囲炉裏端
Posted by 日向子 at 2009年02月04日 17:30
仙台でも雪が積もる事があるのですね!
福島の先日の雪は 湿った重い雪でした。
この雪になると春が近づいてきたかな・・・と
期待してしまいます。

梅色は赤色が強いと かしこまった感じで
梅鼠になると何だか ほんわか〜といった優しさが加わりますね。

毛糸の帽子の様なお菓子ですね。
Posted by yucco at 2009年02月04日 22:00
*ijin7wth2さん*
「快い添書き。」
うれしいお言葉、ありがとうございます。
梅鼠のほかにも、桜鼠、藤鼠、葡萄鼠(えびねず)など
さまざまあって、色名を見ているだけで心地よくなってきます。
江戸には、色の達人がいたのでしょうね。
この微妙な色あいを、現代のお菓子に見つけられればと思いますが
さて、どうなることでしょう。
のんびりお菓子をいただきながら
探していこうと思います。
Posted by mikk at 2009年02月04日 23:59
*日向子さん*
「冬の朝愛車大きな雪うさぎ」
すっぽりと覆われてしまうくらい
雪が積もりましたから
ふかふか雪うさぎになったことでしょう。

「祖母の背が丸くなってく囲炉裏端」
この時季は、うとうとしてしまいますね。
囲炉裏端というと、岩手県の遠野を思い出します。
民話を聞かせてくださるのです、囲炉裏端で。
それが、ゆったりとした、なんとも心地よいリズムで
聞いていると、こちらの背が丸くなっていくほど。

それこそ
「熊になり我も冬眠してみたい」
という気分になるのです。


Posted by mikk at 2009年02月05日 00:08
*yuccoさん*
仙台でも積もるんですね、雪が。
そろそろ消えるかなと思っているのですが
今日もまだ屋根にうっすら。
立春を過ぎたのに、寒さはやわらがないのかなと思っていたら
福島の雪は、もう春の気配ですか。
雪にも、季節があらわれるのですね。
そういえば、yuccoさん
毛糸の帽子をたくさん持っていらっしゃいましたね。
梅鼠の帽子、yuccoさんならおしゃれに着こなしそうです。
ナチュラルなファッションで。
Posted by mikk at 2009年02月05日 00:17
mikkさん こんばんは♪
”冬ごもり”という名の和菓子は
温かみがあり、雪が溶け落ちているような
淡い色のお帽子の感じは
まるでお月様みたい!!
微笑みながらそこまで来ている春も思わせます。


今朝、まだ明け染めぬ空に満月が
浮かんでいました。春を待ちながら
雪の仙台で見たいようなお月様でした。

Posted by ☆奈々☆ at 2009年02月10日 21:30
*奈々さん*
ふわふわの毛糸の帽子のようでもあり
お月さまのようでもあり。
ここ最近、窓辺の月明かりに誘われて
夜空を見上げることが多かった気がします。
奈々さんもご覧になったんですね、お月さま。
仙台は少し寒さがやわらいで、風にも春のきざしが感じられるようになりました。
しばらくは、冬と春をいったりきたりでしょうが
春がちかづいてくるこの感じは、うれしいものです。
Posted by mikk at 2009年02月12日 02:15
お久しぶりです。本当においしそうな和菓子の数々!
仙台に、こんなにも豊富に和菓子があったことにびっくりです。
これからも楽しみにしております。
Posted by yajirobe at 2009年02月12日 14:48
*yajirobeさん*
お久しぶりです。
まだまだ紹介できていない和菓子がたくさんあって
仙台は、本当にお菓子が豊富ですね。
今月はちょっと滞っていますが
またぜひ遊びにお越しください。

ホームページ「ゆうゆう彩時記」のmono七彩に
群青色の松川だるまと
飴色の茶筒が加わりました。
こちらも、ぜひどうぞ。
Posted by mikk at 2009年02月12日 22:03
わーい! こんな感じのブログ
探していたのでがんす

和菓子は食ってよし
ながめてもよしでがんすもんね
そしてこんなせわしい現代やから

大切にしたい和のこころ 
大切にしたいことば
色からのイメージいいでがんす

おいらの詩ブログにリンクいただいて帰るでがんす。。。
Posted by 武久ぶく at 2009年02月13日 12:25
*武久ぶくさん*
こちらのブログを見つけてくださって
ありがとうございます。
和菓子を前に、お茶をいれ、眺めて、味わって
ほっとひと息つけば、心もゆったり。
ごほうびをいただいた気分になります。
ぶくさんの詩のブログ
なんだか、ほろほろほろりとしますね。
このじーんとくる感じは、海坂にゆかりの方だからでしょうか。
海外からのお客さまに「日本の小説でおすすめは?」と聞かれたとき
すすめたのが、藤沢周平さんの本でした。
「がんす」が鶴岡の方言とは知りませんでしたが
これからも鶴岡のことばや食のこと、いろいろ教えてください。
よろしくお願いします。
Posted by mikk at 2009年02月14日 22:15
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
このページの上へ▲
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。