2008年12月27日

しっこく − 漆黒




黒漆のような輝き


青春、朱夏、白秋、玄冬とめぐり
もう年の瀬。
「和の菓 和の色」の
二〇〇八年のしめくくりは
玄(げん)があらわす黒色にちなみ
「黒光(こっこう)」になります。

仙台には黒胡麻をつかったお菓子が多く
和菓子屋さんでは
深い黒みのお菓子をよく見かけます。
あるものは、お餅にうっすら胡麻餡であったり
あるものは、胡麻餡がやや厚めであったり。

なかでも、このお菓子は小ぶりですが
金箔をあしらったもの。
うすい層のような餡のしたから
ひと粒の栗と黄身餡が表れると
金色の輝きを見るような心地になります。

少しあらたまった気持ちにさせてくれるお菓子。
この一年をふりかえりつつ、さまざまな出会いに感謝しつつ
いただきたいお菓子です。

コメントやあしあとを残してくださった方々
ご覧いただいた方々、ありがとうございます。
少し早いですが、よい年をお迎えください。




【漆黒】
純黒。黒漆を塗ったような、光沢のある色になります。
「黒」の色名は飛鳥時代からとする説がありますが、
「漆黒」のほうは明治からとする説も。黒色のひとつ
に「玄」がありますが、こちらはやや赤みをおびた黒。
黒系統にも青み、茶みと、さまざまな表情があります。


posted by mikk at 07:33| Comment(16) | 師走 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
いよいよ、年の瀬をむかえましたね。
ここに来て、冬将軍に見舞われましたが
冬らしくて、それもいいのではないかと
思っています。
玄冬の「玄」には、黒いという意味が
あったとは初めて知りました…^_^;
「黒光」、さりげなく金箔をあしらい
黒の美しさを遺憾なく引き出している
ようです。
何気なくいただいてきたように思いますが
これからは、もったいなくて口に出来ない
感じがします。
「和の色」の美しさ、「和の菓」の芸術的な
すばらしさを、いっぱいおしえていただき
ました。
ほんとうに、ありがとうございました。
よいお年をお迎えください。
Posted by 風恋 at 2008年12月27日 23:07
*風恋さん*
暖かな気候から
急な変わりようでしたね。
こちらこそ、風恋さんには
ずいぶん野の花たちを教えていただきました。
小さな世界がとてもとても美しくて
もっと自然に目を凝らしたくなりました。
ありがとうございます。
肌寒い日が続きますがお体たいせつに。
よい年をお迎えください。
Posted by mikk at 2008年12月28日 00:12
つやつたした黒、ゴマかな〜って思ったらやっぱりそうでした
シンプルですが、つやと形がひきたちますね
これを見て、「うば玉」を思い出しました
こちらは黒糖で赤味のある黒ですが、
やはりつやつやした黒が印象的なお菓子です
鶴屋長生「うば玉」⇒ http://kyofuzei.jp/item/ubatama.html

白にもいろいろな白がありますが、黒にもいろいろなニュアンスがありますね
モノクロ写真をプリントするとき
一言に「黒(&グレー)」といっても、いろんな色があるんです
混じりけの真っ黒、クールな青味がかったグレー、アンバーがかったやさしいグレー。。。
白も黒もシンプルですが、一番表現の幅のある色だと思います

ステキな和菓子の数々と色にまつわるお話、楽しませていただいています
来年もまたおじゃまさせてくださいね
Posted by さくらねこ at 2008年12月28日 00:55
黒胡麻大好きです

はじめにコーヒーで半分食べて
次は濃い目の抹茶でいただく

これが私の小さな祈りであります

しかし伊達だねーーー
このお菓子

ああ それと ウイスキーでカジカジもいいと思います
Posted by 元窯 at 2008年12月28日 22:42
*さくらねこさん*
「うば玉」はまた艶やかで
鏡面仕上げのよう。
黒糖もおいしそうですね。
黒いお菓子にも、いろいろありますね。

色の、白と黒も
たしかに色を滅しているようで、色を含んでいます。
対極にあるようでいて、根源的なものは似ているのかな
とも思ってしまいます。

色のこと、お菓子のこと
いろいろな情報をありがとうございます。
さくらねこさんの写真を通して
こちらも季節を感じ、旅している気分になりました。
また来年もよろしくお願いします。
Posted by mikk at 2008年12月29日 21:30
*元窯ご主人さん*
伊達でしょう、このお菓子。
コーヒーと抹茶は浮かんでも
ウイスキーでカジカジは思い浮かびませんでした。
さすがに、ご主人さんは“通”ですね。
さっそくいただきたくなりました。
一個では足りないかもしれませんが
このお菓子、二個くらい軽くいけそうなので
ウイスキーも進んでしまいそうです。
Posted by mikk at 2008年12月29日 21:37
漆黒の深い色に少しの金箔 とても上品ですね。
中から栗と黄身餡があらわれると これまたきれいな色合いでしょうね!

こちらはお正月花の作成と販売に追われています。
お正月のアレンジも松竹梅に千両など 古典花を
漆黒に塗られた水盤に活けると素敵になると思います。

茶道とは無縁な生活を送っているので 初めてみる
和菓子と和の色の説明を
毎回楽しみに拝見させていただいてました♪
また来年も楽しみにしています。
よいお年をお迎え下さい。
Posted by yucco at 2008年12月29日 21:48
mikk様、今年もお世話になり有り難うございました。
いつも素敵なコメントを下さり、励みにしております。
今年の締めくくりは「漆黒」、黒ごまでしたか。
季節ごとの さまざまな色を拝見させて頂きました。
来年もどうぞ宜しくお願い致します。
新しい年、ゆっくりとお迎え下さいませ。
Posted by ao at 2008年12月30日 10:06
こんにちは
漆黒という色に相応しいお菓子ですね。
艶やかな色は黒胡麻の風味も感じます。

いつも丁寧なコメントありがとうございます。
励みになりました。
素敵な和の菓と色のお話、愉しませていただき
ました。
来年もよろしくお願いいたします。
Posted by ymatsu at 2008年12月30日 16:29
*yuccoさん*
お正月用のアレンジもされるんですね。
それは、慌しいことでしょう。
ここ最近、白磁に赤い実ものを飾ったらよさそうと思っていましたが
たしかに、漆黒に塗られた水盤に古典花も
きりりと引きしめてくれそうです。
こうして、いろいろなことに気づかせていただけるのが
ブログの楽しいところですね。
こちらも茶道の心得はほとんどなく
気軽にササッとお茶を点てて楽しんでいるだけ。
こちらこそ、yuccoさんのおいしそうなお料理と器を
楽しませていただきました。
また来年もよろしくお願いします。
Posted by mikk at 2008年12月30日 21:16
*aoさん*
こちらこそ、aoさんの
深みのある言葉に感じ入り
静けさのある写真に見入り
ゆったりとした時間を感じさせていただいていました。
深夜の楽しみをありがとうございます。
また来年もよろしくお願いします。
aoさんも、ゆったりとした新年をお迎えください。
Posted by mikk at 2008年12月30日 21:22
*ymatsuさん*
いつも丁寧な手わざを見させていただき
こちらも、励まされる思いです。
それは、深い思いがあってのこと。
ymatsuさんのお返事を拝見しながら、そう感じていました。
和紙のこと、色のこと、情景のこと
またいろいろ教えていただければ幸いです。
来年もよろしくお願いします。
Posted by mikk at 2008年12月30日 21:29
明けましておめでとうございます^o^
今年もどうぞよろしくおねがいします。
黒って渋い色ですね^^黒い服をさりげなく着こなせる人ってステキです。。。^^
Posted by たっくん at 2009年01月01日 18:17
*たっくんさん*
あけましておめでとうございます。
新年初のコメントありがとうございます。
今年もゆったり更新していきますが
どうぞよろしくお願いします。
ねこちゃんたちを、また拝見しにうかがいますね。
Posted by mikk at 2009年01月01日 23:58
他人(ひと)よりもたまに自分にごまをする

漆黒の先にはいつか光あり
Posted by 日向子 at 2009年01月09日 09:01
*日向子さん*
いい句ですね。
自分を責めていては、いけませんね。
たまには、ヨシヨシとしてあげないと。
そうすれば、光が見えてくるのかも。
といいつつ、自分へのごほうびが多い気もしますが。
Posted by mikk at 2009年01月10日 12:35
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