2008年12月11日

しろ − 白




雪のような白い色


街のクリスマスイルミネーションは
ひと月も前から始まっていましたが
師走に入って和菓子にもお目見えしました。
「クリスマス和三盆」です。

ひいらぎの葉の緑に、雪だるまの白。
白は無彩色で、色みがないと思われがちですが
白には、白の色があります。
数字のゼロが無ではなく“ゼロがある”のと同じように。

かつて、養老衣服令では
帝の色にも定められていました。
それは、練って真珠のように光沢のある絹の色だったとか。
黄みを帯びた臣下の白とは、異なっていたようです。

生絹も、和紙も、ほの温かい色み。
ものに完全な白はないといい、
その時代によっても
白のとらえ方に違いがあるといいます。
いまよりも昔は、もっと白に幅があったそう。
どのくらい白に揺れ幅があったのか
それも気になるところです。




【白色】
純白のような色。似た色に、胡粉色(ごふんいろ)や
卯花色(うのはないろ)があります。胡粉は、牡蠣の
殻からつくった白色の顔料で、その色は黄みの白。
皐月の項でも紹介した卯花色は、青みのある白に
なります。降り積もった雪のことを白銀ともいいます
が、白銀色(しろがねいろ)は銀色と同じ色みです。

posted by mikk at 00:21| Comment(16) | 師走 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
やさしい色合いのクリスマス干菓子ですね。
お茶の緑ともよくあいそう。
「クリスマス和三盆」という名がまたいいですね。

キラキラクリスマスもいいですが、こういった静かなクリスマスが最近は心地良いです。
Posted by 花花 at 2008年12月11日 10:54
わあ、可愛らしい千菓子ですね!
見た人は思わず笑顔になりそうです♪
mikkさんの仰る通り、白といっても様々で
その幅を調べるのも面白いでしょうね。
子供の頃のように、
また雪だるまを作りたくなりました。
Posted by 豆奴 at 2008年12月11日 16:05
まるでフェルトで作られた様な カワイイゆきだるまですね。
雪は冷たいはずなのに クリスマス・かまくら・ゆきだるま・・・
とってもあったか〜い物と結びつきますよね。
幅の広い‘白‘好きな色です。
Posted by yucco at 2008年12月11日 22:10
雪だるまさんに緑のヒイラギ、とても
かわいらしいです。
いただのがおしいような気がしますね。
和の色の白は、ほんと正絹や和紙のように
温もりを感じます。
ウチもお絵かきをするとき、白を使いますが
油絵の具には無機質とも言える純白を追求した
ものもあります。
でも、どちらかと言うと、アイボリィ系を
多く使います。
Posted by 風恋 at 2008年12月11日 22:48
*花花さん*
クリスマスにちなんだ和菓子も
サンタの顔とか、帽子とか、いろいろあったのですが
また静かなものを選んでしまいました。
ふり積もっていく雪の音を聞いているような
雪だるまでしょう。
この子たちを眺めながら
ホットワインであたたまりつつ
友と語らうのもいいなと思います。
Posted by mikk at 2008年12月11日 23:57
*豆奴さん*
雪だるま、子どものころ
よくつくりました。
コロコロ転がすのが楽しくて
動かせないほど大きくしてしまったり
小さなかまくらをつくったり。
雪遊び、楽しかったですね。
夜になると、ふり積もった雪に光があたって
きらきらと宝石のようでした。
帝のお召しになった白も
あのように光輝いていたかもしれません。
Posted by mikk at 2008年12月12日 00:06
*yuccoさん*
そういえば、フェルトみたい。
ぷすぷすしたり、手でのばしたり
白でつくると、わた菓子みたいに見えるでしょうか。
ふしぎと、雪の絵も暖かく感じますね。
雪が積もるとやわらかな曲線になって
なんとなく真綿にくるまれたような気になります。
そういえば、12月の花には、わたの花もあるんですね。
あったかいアレンジメントになりそうです。
Posted by mikk at 2008年12月12日 00:15
*風恋さん*
つい胡粉ばかりを考えてしまいましたが
そうですね、油絵の具もありました。
和紙の白はやわらかくて
手ざわりまで、ふわっとやさしいのです。
友人のイラストレーターさんも
アイボリィに近い紙を好まれます。
時代はかわっても
なんとなく好ましく思う色は
ずーっと変わらないのかもしれませんね。
もしかして、色を感じるDNAなのでしょうか。
Posted by mikk at 2008年12月12日 00:40
mikkさん こんにちは♪
半分、休眠中のブログに、どこから
飛んで見えたのか、あしあとを残して
下さってありがとうございます。
お礼をと思い訪ねて来ました。

和の色とは興味深いジャンルです。
 刈安色、承和色は初耳でした。
文字から受ける印象と、和菓子の色が
見事に一致していて、勉強させていただきました。
料理の盛り付けも、一応色の組み合わせに
気をつけています。

上品なブログを拝見出来て、最高!!
師走の朝、東京から仙台へ拍手を送ります♪
Posted by ☆奈々☆ at 2008年12月12日 10:29
*奈々さん*
ありがとうございます。
Ogonさんのところで見かけて
おいしそうな匂いがしたので遊びにいきました。
ほっとできるお料理の数々、いいですね。
お料理も色あわせで、気分がまったく違ってきますから
きっとそれもありましたね、奈々さんのメニューを
いただきたくなったのは。
東京の朝の風、ありがとうございます。
こちら仙台は、澄んだ月夜。
明日は満月のようです。
東京からも見えるでしょうか。
Posted by mikk at 2008年12月12日 23:53
「クリスマス和三盆」、デザインが可愛いですね。
クリスマスの趣向というのも愉しいです。
雪だるまの白はとても温かみのある穏やかな色合いです。
ヒイラギの葉の柔らかな明るい緑と取り合わせてみると、優しさも感じられます。

Posted by ymatsu at 2008年12月13日 13:04
優しい色のクリスマスのお菓子ですね
そう、白にもほんとにいろいろな色あいがありますね
雪の写真を撮るときに、そう思います
雪=純白という感じがしますが
光によっていろんな白になるのです
早朝の青みがかった白
光にキラキラきらめく純白
夕陽にほんのり色づくあたたかみのある白・・・
雪の色を見ていると、
色は太陽の光で作られるのだというのを実感します
Posted by さくらねこ at 2008年12月13日 23:46
*ymatsuさん*
バレンタインのときも
それにちなんだ和菓子はあったのですが
クリスマスの、この雪だるまに心が動きました。
ひいらぎの葉のシンプルさと明るさにも。
あたたかで、おだやかなものが
いいなと思うこのごろです。
Posted by mikk at 2008年12月14日 08:30
*さくらねこさん*
雪の色にも、そんなに表情があるんですね。
「色は、光でつくられる」
そう、そんな気がします。
風景をお描きになるイラストレーターさんの個展を見たとき
日本と海外で、まったく色づかいが
異なっているのに驚いたことがあります。
ただ建物の色が違うというのではなく
光が違ったんでしょうね。
色を通して、その国の空気にふれた気がしました。
Posted by mikk at 2008年12月14日 08:41
周りだけ華やかになるクリスマス

雪降って喜んでるは犬子ども

雪だるまお日様浴びて泣き出した
Posted by 日向子 at 2008年12月15日 08:32
*日向子さん*
いえいえ、これから、これから。
クリスマスに向けて華やぐとしましょう。

犬や子どものように、駆けまわる体力はありませんが
雪が降ると、なんとなくうれしいのは
それだけ積もらない地域に暮らしているからなんでしょうね。

雪だるまには、子どものころから愛着があるせいか
なんとなく人間に近い感覚。
笑っていてほしいけど、暖かくもなってほしい。
難しいところです。
Posted by mikk at 2008年12月16日 18:57
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