2008年11月30日

こげちゃ − 焦茶




こげたような黒みの茶


ほっとする色と形の「宝柿」。
あんなに照りはえていた柿も
干し柿へと姿を変えてきました。

渋柿の皮をむき、枝を紐で結び、吊るしておけば
干し柿になるのだろうと思いはしますが
実際につくるとなると
きっと自分の不器用さに驚くことでしょう。

子どものころは、祖父が作っていました。
今のように果肉がとろりとしたものではなく
少々かための干し柿です。

白くふいた粉、子どものころはちょっと苦手でしたが
あれは、糖分によるもの。
柿霜(しそう)というのだそうです。
のどの痛みや口内炎にも効果があるとされ
江戸時代には、柿霜を集めて、大名に献上したのだとか。

そのような歴史を知ってのことでしょうか。
このお菓子のまわりにも、うっすら。
練りきりに粉をまぶしたものかと思ったら
ふんわりしたお餅でした。
寒さが増してきたせいでしょう。
お餅のお菓子もふえてきました。




【焦茶色】
黒みがかった茶色。こげたような色みをいいます。こ
のひと色だけでなく、濃い茶系すべてを焦茶というこ
ともあるため、神無月に紹介した檜皮色(ひわだいろ)
も焦茶のひとつといえるでしょう。焦茶は江戸時代に
生まれた色名で、東海道中膝栗毛にも登場します。

posted by mikk at 20:09| Comment(10) | 霜月 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
柿を焦茶で表現するのも面白いですね。
子供の頃はそのまま頂いてた柿、
その素材そのものを味わうのも良いですが、
大人になると和食や洋菓子などでも
楽しめて面白いなと思います☆
Posted by 豆奴 at 2008年12月01日 18:54
こげちゃ…、落ち着いた品のある色ですよね。
でも、使い方をまちがえると、地味で品を
なくしてしまいます。
干し柿をこげ茶で表現するとは、作者の粋を
感じてしまいます。
ツートーンカラーのすてきな干し柿、ひと口
いただきたくなりました。
Posted by 風恋 at 2008年12月01日 23:03
渋柿は日に愛されて甘くなる

粉ふいた 化粧がはげた いや柿だ
Posted by 日向子 at 2008年12月02日 08:37
やさしい色ですね^^
秋から冬にゆっくりと移り変わっていく様を思い浮かべてしまいます。
そろそろ干し柿を作る季節ですね〜〜^o^
Posted by たっくん at 2008年12月03日 21:53
おひさしぶりです
柿の形に仕上げたお餅なのですね
穏やかな色あいが、冬の陽だまりをイメージさせます

子供の頃、私は柿が苦手でした
田舎の家に柿の木があって(昔は結構柿の木のある家がありましたね)
実った柿を取って食べてました
そしたら。。。!?にゅるっと虫が・・・!
それから食べれなくなりました
「虫が食べるほどよく熟しておいしいんだよ」って言われても、ショックが大きくて・・・

でも、干し柿だと大丈夫だとおもえるので、食べれるんですよ
Posted by さくらねこ at 2008年12月03日 22:30
*豆奴さん*
自然のつくりだした味に
ひと手間加えた干し柿や、あわせ柿も
おいしいなと思いますし、
それをかたどった和菓子や和食も
楽しくておいしいですね。
食事の楽しみは尽きません。
豆奴さんのところも
いつもおいしそうなものばかり。
一緒にいただいている気分になります。
Posted by mikk at 2008年12月03日 22:50
*風恋さん*
こげ茶の干し柿は
目にした瞬間に、これと決めたお菓子。
この色も形もほどよくて
大福のようなやわらかい食感でした。
なかは柿餡と言われたのですが
白餡のような色で
わたしの感覚では柿の風味を感じ取れなくて
ちょっと残念。
こげ茶の着こなしは、たしかに難しくて
いつも地味になってしまいます。
さし色がポイントですね。
Posted by mikk at 2008年12月03日 23:02
*日向子さん*
渋柿に、手を加えると甘くなる知恵は
だれが編み出したのでしょうね。
干し柿は、なにかのきっかけで気づいたにしても
アルコールを使うあわせ柿は、どうやって……?
不思議です。
そういえば、柿霜は干し柿にお化粧したよう。
ビューティの話題がどのように展開するのか
ちょっとドキドキでした。
Posted by mikk at 2008年12月03日 23:16
*たっくんさん*
〜^o^ その笑顔
もしかして干し柿を
つくろうとされているのでは。
大根を干していたマメなたっくんさんですから
ありえますね。
ねこちゃんたちのハンドメイド小物といい
その丁寧な暮らしかたを
見習いたいところです。
Posted by mikk at 2008年12月03日 23:24
*さくらねこさん*
東京での写真展など、お忙しそうですね。
こちらでも、友達や知り合いの方の作品展が
クリスマス近くまで開かれる予定です。
芸術の季節が続きますね。

そして、柿にそのような思い出があったとは。
この前、東京から秩父に向かう途中
柿の木のある家が並んでいるのを見かけました。
どの家でも軒先に干し柿を吊るしているのです。
意外なところで、ずいぶん見かけるものだと、車窓から飽きることなく眺めていました。
あの家々でも、さくらねこさんのような思い出があったかもしれません。
そんな場面に遭遇したとき、驚くことなく
「虫が食べるほど、よく熟しておいしいんだよ」
と言える人でありたいなと、
その言葉に感心してしまいました。
いい環境でしたね、子どものころから。
Posted by mikk at 2008年12月03日 23:43
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