2008年11月24日

うすがき − 薄柿




柿渋の赤みがかった渋色


明るめの色を身につけるほうではないので
小物だけでも少し色みのあるものをと求めたのが
この色みの財布でした。

だからでしょうか。
このお菓子を見たときも
すぐに、これと手にしていました。

「木枯し」という銘は
冷え性の身にとっては目にしただけでも
寒々とした感じを覚えますが
じっと見つめてしまったのは
この色だったからです。

西日本から仙台に移り住んだとき
家族や親戚から、よく尋ねられました。
仙台は、どれほど寒く、どんなに雪が積もるのか、と。
でも実際は、島根の実家のほうが
しんしんとくる寒さで、雪も積もります。

仙台の海風の冷たさをいう人もいますが
なんとなく、吹きすさぶというより、やや穏やかな感じ。
ちょうど、この色のような印象です。




【薄柿色】
赤みのある淡い柿渋の色。柿渋とは、青い渋柿から
とった液を発酵させた、赤茶色の染料・塗料のこと。
補強や防水、防虫効果から、友禅染などの型紙にも
塗られています。色でいえば、柿色には二つあり、柿
の実の黄赤色と、柿渋による赤茶色をいう場合があ
ります。薄柿色は、柿渋による淡く渋い色になります。

posted by mikk at 18:00| Comment(6) | 霜月 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
うすがきの「木枯らし」、落ち着いた
すてきな色ですね〜
木枯らしというと、寒さが身にしみる
感じですが、この和菓子はそんな気配は
微塵もなく、とても温もりを感じます。
吹きすさぶ木枯らしを、暖色系の色で
表現した和菓子職人さんの感性に大変
感心させられました。
Posted by 風恋 at 2008年11月24日 22:05
*風恋さん*
木枯しに暖色系をもってこられた
菓子職人さんの感性、ほんとうに感服ですね。
それも、この渋みのある色だから
なお良いのかも。
銘と色との意外な組み合わせなのだけれど
なぜか納得してしまう妙味があります。
Posted by mikk at 2008年11月25日 16:55
北国の風に優しさ見つけ出す

ふるさとを思い出させる雪が降る
Posted by 日向子 at 2008年12月02日 08:35
「木枯し」というお菓子の銘とこの色合い、
季節を映していて素敵ですね。
繊細な色合いを和菓子に再現されていると
ころに惹かれました。
淡い色であるところが冬の侘しさが感じら
れるように思います。
Posted by ymatsu at 2008年12月02日 17:46
*日向子さん*
やさしい句をありがとうございます。
北国の風を感じながら見る冴えた星空も
ふるさとの南天の赤い実にふりつもった雪も
どちらも、いいもの。
寒さには弱いけれど、とても好きな光景です。
Posted by mikk at 2008年12月03日 22:26
*ymatsuさん*
侘びしさとか、せつなさとか
ふくんでいるような気がしますね
この淡い色あいに。
繊細さのなかに、やや強く舞う白雪にも
惹かれた気がします。
Posted by mikk at 2008年12月03日 22:36
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