2008年10月30日

そがいろ − 承和色




承和の帝に愛された黄菊の色


大輪の菊の幾重にもかさなる花びらを、優美に感じ
可憐に開いた小菊を、かわいらしいとも思います。

菊に種類があるのを知ってはいても、
お供えというイメージがあるからでしょう。
花を贈るときも、部屋に飾るときも
どうしても避けてしまいがちです。

それが、いまから1100年以上も前に
帝であった仁明天皇は
菊をとても好まれたといいます。
不老長寿の象徴とされた花。
その花を植えて宮中を彩りました。

なかでも帝が好んだのが、黄色い菊でした。
その色は衣装にも用いられ
承和色と呼ばれるようになります。
匂いたつように艶やかな黄色は
先日、秋田路で見た黄葉の色と重なりました。

お菓子の「秋のもみじ」も、色づきはじめたころ。
これから山々が紅がかっていくのにあわせ
お菓子の赤みも増してきます。




【承和色】
黄色い菊の色。平安時代の承和(じょうわ)年間に
好まれた色が、いつしか「承和(そが)」に転じたと
されています。承和色からは少しそれますが、かさ
ねの色目にある「枯野」は黄と淡い青をかさねたも
の。青といっても古くは緑であったことから、このお
菓子の黄と緑のあわせ方と、ほぼ同じになります。

posted by mikk at 23:22| Comment(4) | 神無月 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
紅葉にかたどられたお菓子、あしらわれた朱と緑が、山の紅葉をイメージさせますね
今年の紅葉は、どんな色になってくれるでしょうね
Posted by さくらねこ at 2008年11月01日 00:56
*さくらねこさん*
秋田に錦秋湖というところがありますが
そちらでは唐紅に、承和色と
くっきりした色に染まっていました。
関西の紅葉は、もう少し後になるでしょうか。
高雄あたりも、きれいでしょうね。
Posted by mikk at 2008年11月01日 21:22
秋もみじ恋をしたのか頬染めて

あでやかな花は供えて我野菊

大輪の花には花の苦労あり
Posted by 日向子 at 2008年11月03日 16:13
*日向子さん*
「秋もみじ恋をしたのか頬染めて」
恥ずかしがりやさんだったんですね。
かわいい、もみじ。

「大輪の花には花の苦労あり」
容姿端麗な方には、その人なりの苦労がおありでしょう。
風に揺れる野菊、いいですね。
Posted by mikk at 2008年11月03日 23:10
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