2008年10月19日

かきいろ − 柿色




柿の実の朱がかった紅色


つい先日、車窓から見た里山には
ぽつぽつと色のしずくを落としたような
朱紅色が見えました。
遠目にも、それが民家の庭先にある
柿の実とわかったのは、その色からです。

たいてい仙台の街で売られているのは
ぽってりとした横広がりの種なし柿。
それでも少し車を走らせれば
のんびりとした光景が広がる里山に着き
どんぐりのように細長い形をした柿を、味わうことができます。

その実は少し固めで、歯でくだくような食感。
さっぱりした口あたりでも、ちゃんとした甘みがあり
懐かしい気持ちになります。

出身地の島根には
柿本人麻呂をまつった柿本神社があります。
その柿本人麻呂の名も
庭に柿の木があったことに由来するのだそう。

万葉のころの柿は、どのような形と甘みだったのでしょう。
昔と今とを行きつ戻りつしながらいただいた
麩焼きせんべいの「柿」です。




【柿色】
柿の実のような黄赤色。奈良時代に中国から伝わった
柿は、色名も古くからあり、平安からとする説、室町から
とする説、があります。柿の実が熟した赤みのある黄色
を照柿(てりがき)、柿色より赤みの少ないものを近衛柿
(このえがき)といい、柿にちなむ色名もさまざまです。


posted by mikk at 22:04| Comment(12) | 神無月 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
鮮やかな柿の実の色に、目が張りつきました。
麩焼きせんべいというのですね…
もったいなくて、口にできそうもありません。
この季節、遠目にも柿だと分かるように
なりましたね。
今ではスーパーなどで求めた平たい柿の実を
食べることが多いですが、子どものころは
先のとがった歯ごたえのあるものを、よく
食べました。
郷愁を感じる柿の実ですね。
Posted by 風恋 at 2008年10月20日 23:18
*風恋さん*
麩焼きせんべいも
その季節ごとに絵柄がありますが
風恋さんと同じく、この色に目がとりまりました。
食べてしまうのが惜しいなと思いつつ
5枚もあるから……と食べ進めていたら
あっという間でした。
それでも口にもおなかにも軽いのは
さっぱりした和菓子だから。
とんがった柿のさっぱりした甘さも
いいものですね。
Posted by mikk at 2008年10月21日 17:54
ヨーガの先生のお庭で採れた柿を頂いてきたのですが とんがった柿でした!
家に持ち帰ると母親が『筆柿だね〜』と言っていました。
渋抜き柿のまったりとした甘さとは違い 優しい甘さでした。

カキと言えば 牡蠣もそろそろ旬ですね〜。
『トランヴェール』拝見しました。
串焼き美味しそうですね〜。森の香、川の香、磯の香。
ぜひ味わいたいです。
Posted by yucco at 2008年10月21日 23:10
柿の色がとてもきれいですね
コレは、陶板?
いえいえこれもお菓子なんですね
麩焼きせんべいですか
食べるのがもったいなくて、飾っておきたいほどですね

柿の実は、秋の郷愁を誘いますね
もう枝にぎっしり重いほど実っている木がありました
Posted by さくらねこ at 2008年10月22日 00:05
*yuccoさん*
大阪にいたころ
ヨガを習ったことがありました。
すっかり離れてしまいましたが
ゆったりとした動きが、あっていた気がします。
yuccoさんとは、不思議と重なるところが多いですね。
きっと先日いただいた柿も、筆柿でした。
筆の穂先に似ているから、そう呼ぶのだとか。
ほの甘い感じがいいですね。

『トランヴェール』ご覧いただきありがとうございます。
そこで紹介している気仙沼の「福よし」さん。
味はもちろん、親方のケンイチさんが人間味のある方で
なにげない言葉にも、深くうなずきたくなるほど。
いい味は、深みのある人によって生み出されるのだと実感します。
ぜひ一度どうぞ。予約しておくと安心ですよ。
Posted by mikk at 2008年10月23日 01:03
*さくらねこさん*
そういえば、陶板にも見えますね。
さすが! さくらねこさん。
そう思ってみると、部屋に飾りたくなる絵柄。
間違ってもカジカジなんてせず
うっすらコーティングされたお砂糖を気にもせず
ふーっと眺めて過ごすことでしょう。
西日本では、枝にぎっしりといえば柿か柑橘類ですが
北日本では、鈴なりの真っ赤なりんごを見ることができます。
その光景をはじめて見たときは、感動しました。
さくらねこさんだったら、
どんな写真になるのでしょうね。
Posted by mikk at 2008年10月23日 01:10
鈴なりの真っ赤りんご、どんなのでしょう!
たしかに、枝にぎっしりと実るのは、柿かミカン
あとはぶどうか梨か、、、
りんごの発想はありませんでした
見てみたいものです
Posted by さくらねこ at 2008年10月23日 22:44
わあ、繊細な柿の絵が素敵☆
柿の部分だけ立体的になってるのも
面白いですね〜
ところでmikkさんはヨガされてたんですね。
私も家でしたり習ったり休んだり(笑)してます。
寒くなってくるとじっくり体をほぐしたいですね♪
Posted by 豆奴 at 2008年10月24日 11:24
柿色に秋の深まりおしえられ

万葉の心は今も変わらずに

日を浴びて渋い心もとろけだす

柿食えば金がなくなりアコムかな
Posted by 日向子 at 2008年10月24日 17:07
*さくらねこさん*
りんごの木、すごく腕力があるのです。
あの大きな実をいくつも下げ
枝をしならせながらも立っています。
絵にすると赤い実のなる木でかわいらしいけれど
とても、たくましいのです。
大地の豊かさを感じますよ。
Posted by mikk at 2008年10月25日 18:40
*豆奴さん*
豆奴さんもヨガ仲間でしたか。
最近というか、ずっとというか
体を動かしていないのでカチンコチン。
寒くなってくるこの時季こそ
すーっと細く息を吐き出しながら
体をほぐしてポカポカしたいですね。
Posted by mikk at 2008年10月25日 18:52
*日向子さん*
ふと目にとまる色や香りに
季節の移ろいを気づかされますね。
空の高さや、雲が描く形にも。
少しずつ寒さがますなか
秋晴れがうれしくなります。
それこそ「日を浴びて渋い心もとろけだす」といった心境。
その思いは、万葉のころも、いまも
変わらないでしょうね、きっと。
Posted by mikk at 2008年10月25日 19:01
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