2008年09月20日

おいたけいろ − 老竹色




くすんだ灰みの緑


いまを盛りと咲いている萩を表した
「こぼれ萩」です。

仙台市の花が、萩で
宮城県の花は、宮城野萩。
通りの愛称にも宮城野萩がつけられているほど
ゆかりのある花です。

文楽の演目にも
思わず涙してしまう
伊達家のお家騒動をもとにした
「伽羅先代萩(めいぼくせんだいはぎ)」がありました。

いつになく萩の花が気になっていたせいか
今年は、ここにも、あそこにも、といった具合。
小さな花が群れるように
こぼれるように咲く姿は風情があり
古くから数多く歌に詠まれてきたのも
わかる気がします。

その情景をうつした、このお菓子。
渋みのある抑えた色みが、心にとまりました。




【老竹色】
くすんで灰色がかった緑色。竹の成長にあわせ
て、明るい緑の若竹色、青みの緑の青竹色、灰
みの緑の老竹色、黒みの茶の煤竹色となります。
これらの色は、どれも江戸以降に生まれたもの。
老竹色は大正ごろ生まれたとする説もあります。

posted by mikk at 18:29| Comment(10) | 長月 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
落ち着いた味わい深い色の緑。。。
開けた瞬間、実はこの緑の色が雨の霧島神宮に重なりました
もっと濃い木々だったのですが、
雨で煙った緑の記憶は、こんな色のイメージになっていたようです

仙台は「萩」に縁の深いところなのですね
散らされた小さな色の粒で現された萩の花、
繊細な演出のお菓子に脱帽です
Posted by さくらねこ at 2008年09月20日 20:49
一瞬、どこかの惑星かと思いました^^
異星人にはこの色はどんな色に見えるんだろうか。
Posted by たっくん at 2008年09月21日 15:46
萩の花が、初秋の風に揺れるころと
なりましたね。
その萩の花をあしらった「こぼれ萩」、
たいへん風雅な感じがします。
深みのある緑の上に、ピンクの小花が
とてもきれいに映ります。
Posted by 風恋 at 2008年09月21日 22:11
*さくらねこさん*
霧島神宮のあの写真
静けさの漂う、わびさびを思わせる世界でしたね。
このお菓子の渋みを感じとっていただいて
ありがとうございます。
昨秋から待っていたお菓子だったのです。

仙台では市の野草園で「萩まつり」もあるほど。
園内にある萩のトンネルや萩の道では
赤紫や白の萩の花がしだれる間を、歩くことができます。
さくらねこさんだったら、どんな写真になるんでしょうね。
http://www.city.sendai.jp/soumu/kouhou/hagi/
Posted by mikk at 2008年09月22日 00:15
*たっくんさん*
この形、たしかに惑星。
萩の花のところが窓に見えて
空にウィーンと飛んでいきそうで
笑ってしまいました。
異星人には、仲間に見えるのか、不可思議な色に見えるのか
どうでしょうね。

そうそう、たっくんさんのところで
コメントに書き忘れてしまった、お茶のこと。
このお菓子をいただくときは
お抹茶にしましたが
ときにはコーヒー、紅茶、緑茶、ほうじ茶と
お菓子の味わいや気分によって、いろいろ変えています。
おすすめのお茶があったら、ぜひ教えてください。
お茶もゴクゴクいただくほうなので。
Posted by mikk at 2008年09月22日 00:28
*風恋さん*
野草園に行ったら
風恋さんが紹介されている植物たちとも
ばったり出会えました。
自然の中から見つけ出すのは
まだまだの段階ですが
知った顔に出会うのは
うれしいものですね。
Posted by mikk at 2008年09月22日 00:32
こんにちわ!
初めまして、足跡からお邪魔しました
とても素敵なブログですね〜〜〜〜
和菓子の色の持つ伝統を知ることができ、和菓子も美味しそうですし、繊細で綺麗な日本の美を感じました!!
又、お邪魔させてくださいね
Posted by ミラクルパワーケーキ at 2008年09月22日 01:12
*ミラクルパワーケーキさん*
はじめまして。
ありがとうございます。
こちらこそ、島根のこと、食のこと
いろいろ知ることができました。
同じ県内でも、地方によって方言も文化も
ずいぶん異なりますね。
それを知るのが、楽しみです。
また遊びにうかがいますね。
Posted by mikk at 2008年09月23日 18:06
生きてきた証くっきり節々に

宮城野に秋を知らせる萩の花

紫の彩り添える七草に
Posted by 日向子 at 2008年09月27日 09:50
*日向子さん*
「宮城野に秋を知らせる萩の花」
まさにそのとおりの花ですね。
伊達な街にしては少し地味な花のようにも思っていましたが
こぼれ萩を見れば、この花を選んだ県民や市民の感性に
まったく同感です。
また街の良さにふれた気がします。


Posted by mikk at 2008年09月28日 18:16
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